ALSOK群馬株式会社 御中

JustDB 受注業務システム化
要件精査結果と今後の進め方のご報告

2026年8月14日 株式会社ピースフラットシステム 担当 関川 すず

1ご報告の要旨

要件定義は完了しました
両機能とも要件の洗い出しと実現方式の検証を終えています。この先の大幅な要件追加はありません。
スコープが拡大しました
依頼伝票は与信・受注承認が先に無いと成立しないことが判明し、両機能の実装範囲も当初想定を上回りました。
段階実施をご提案します
まず「与信・受注承認」を独立して構築し、その後に「依頼伝票」へ進む二段階でのご提案です。

2これまでの経緯

4月21日

キックオフ ─ SFA構築(2.5ヶ月)で着手

与信申請・受注申請は「可能な限りSFAに集約する方向で検討」。承認フローの詳細ルールは未確定のまま、別途ヒアリングとして先送り。

6月4日

与信・受注承認と依頼伝票を別途見積りとして切り分け

SFAの2.5ヶ月スコープから切り離し。この時点の弊社概算は「両方あわせて約2ヶ月」。

6月19日

既存UnitBase設定の流用による工数圧縮を検討

「当初2人月想定 → 0.5〜1ヶ月に収まる可能性」として調査。あわせて要件の漏れを洗い出す方針に。

6月末

依頼伝票の要件定義 ─ ご契約・着手金のご入金

この時点の弊社の理解は「依頼伝票は独立して着手できる」というものでした。

7月中旬〜

実装方式まで精査 ─ 2つの事実が判明

①依頼伝票は与信・受注承認が前提になる ②両機能の実装範囲が当初想定を上回る

8月14日

本日 ─ 確定スコープ・お見積りと、進め方のご相談

この精査は開発着手前の段階で完了しています。着手後に判明した場合に発生する手戻りや、それに伴う追加費用は生じません。

3着手金をいただいているスコープの範囲

① SFA・ダッシュボード 別契約(2.5ヶ月) 案件・顧客管理/ダッシュボード ✔ 完了・8月より運用中 ② 与信・受注承認 未契約(別途見積り) 申請・承認のワークフロー化 6/4に切り分け済み ③ 依頼伝票(受注後) ご契約済み 伝票起票/各部門への指示 ▶ 着手金ご入金済み ②が③の前提条件(精査で判明) ※ 見積書・契約書の自動生成は5月時点でスコープ外として整理済み
着手金は「③依頼伝票」に対するものです。「②与信・受注承認」は6月4日時点で別途見積りとして切り分けており、着手金の対象外です。

4弊社の作業経過と、増えた部分

6月19日以降、①既存UnitBase設定の流用可否の調査 ②追加ヒアリング(7/22) ③JustDB上での実現方式の設計 ④依頼伝票との接続点の確認を実施しました。この④で、以下の依存関係に行き当たりました。

当初の想定 ─ 依頼伝票は独立して着手できる 受注 SFA上のステージ⑤ 依頼伝票の起票 ご契約済みの範囲 各部門への指示 工事・管理課・総務 要件精査で判明 ─ 前段に承認フローが必要 与信申請 新たに前提として判明 受注承認 金額帯別・直列4階層 差戻し・再申請あり 承認済み受注 伝票の起点データ 依頼伝票 ご契約済み 各部門 への指示 ▲ 起点データが存在しないため、依頼伝票だけを先に構築することができません ※ 受注承認の入力項目は伝票側へ引き継がず、現運用と同じ「ゼロ入力」方式とする前提です
上段が当初の想定、下段が実際の依存関係。黄色の2工程が「依頼伝票の前に必要」と判明した部分です。

あわせて、UnitBase設定の流用可能範囲が限定的であることと、ヒアリングで新たに確定した要件により、実装範囲が拡大しました。

要件位置づけ
② 与信・受注承認
与信申請フォーム/課長→部長→常務→社長の直列承認当初想定内
金額帯に応じて承認階層数が変動するルーティング精査で判明
差戻し・再申請の経路と履歴保持精査で判明
個人案件の与信スキップ/ステージ④進行時の与信取得済チェック精査で判明
承認者ロール設計(権限ルール上限のため組織階層で構成)・通知精査で判明
UnitBase設定の流用可能範囲が限定的(想定した工数圧縮が見込めない)精査で判明
③ 依頼伝票
伝票起票/各部門(工事・管理課・総務)への作業指示当初想定内
社内発注書の作成・請求タイミングの管理(短期/長期別)精査で判明
既存UnitBase契約データの移行(項目増のため準備・検証工程が必要)精査で判明
当初想定スコープ 与信申請・直列承認 6月時点の理解 + 与信・受注承認 金額帯別ルーティング 差戻し・権限・通知 当初想定スコープ 精査で判明(承認側) + 依頼伝票 発注書・請求・データ移行 精査で判明(承認側) 当初想定スコープ 全体スコープ(現在) 当初想定を 上回る規模
当初想定していた範囲(青)に、承認側の追加要件(黄)と依頼伝票側の追加要件(赤)が加わった構成です。高さは範囲の広がりを表す模式図で、金額比率とは一致しません。

5スコープの規模と、追加お見積りについて

要件を分解した結果、「②与信・受注承認」「③依頼伝票」を合わせた全体スコープは、当初いただいていたご予算感を上回る規模となることが確定しました。

与信・受注承認は、承認階層の分岐・差戻し・権限制御を伴う業務ワークフローの構築にあたり、画面と集計を中心とするSFA構築とは性質が異なります。

全体を進める場合は、追加のお見積りが必要となります。金額および機能単位の内訳は、別途お見積書としてご提出いたします。

6今後の進め方のご提案

ご推奨 案A:Phase 1「与信・受注承認」のみ先行して構築
  • Phase 1 単体で業務効果が出ます ─ 申請書の作成・回付・滞留確認が紙・Excel運用からシステム上に移ります。依頼伝票が未着手でもこの効果は独立して得られます
  • 依存関係に沿った順序です ─ Phase 1 完成後、Phase 2 は「承認済み受注」を起点に素直に載せられます。逆順では構築できません
  • 一度にご判断いただく範囲を絞れます ─ Phase 2 は Phase 1 の稼働状況を確認した上で、改めてご検討いただけます
案B 全体を一括で構築

設計・テストを一度で通せるため、全体工期は短縮されます。受注後処理まで含めた一気通貫での稼働を優先される場合の選択肢です。

完了・稼働中 SFA・ダッシュボード 2026年8月より運用開始 Phase 1 ─ 今回ご判断いただく範囲 与信・受注承認 申請〜承認〜差戻しをシステム化 単体で業務効果あり 稼働後 Phase 2 ─ 稼働後に改めてご判断 依頼伝票 伝票起票・部門連携・請求管理 Phase 1 が前提 ※ Phase 1・Phase 2 を一括で進める案Bも選択可能です(全体工期は短縮されます)
ご推奨する段階実施のロードマップ。Phase 1 は単体で業務効果が出る単位として設計しています。

7前提条件とネクストステップ

要件定義の状態 両機能とも要件の洗い出しとJustDB上での実現方式の検証を完了。同種の大幅な要件追加がこの先発生する見込みはありません。
ネクストステップ 案A/案Bのご検討 → 方針確定後にPhase 1の契約書・詳細スケジュールを弊社より提出 → 承認階層の最終確定をいただき構築開始

ご予算の制約がある中で、どこまでを今期に、どこからを次期に置くのが御社にとって最適かを、本日ご一緒に整理させていただければ幸いです。